ストレスの度合いは人それぞれに違いますので、相手の辛さや不安に耳を傾けることが大切です。

具体的な方法

気持ちを落ち着かせる

・穏やかなやさしい声で話す。

・ときどき目を合わせながら話す。
・相手が安全であること、あなたが援助のためにいることを知ってもらう。

言った方が良いこと、した方が良いこと

○気が散らないように、できるだけ静かな場所を見つけて話しましょう。
○話を聞いていることが相手に伝わるように、うなずいたり相づちを打つようにしましょう。
○忍耐強く冷静でいましょう。
○相手の強さと、これまでどのようにしてつらさを乗り越えてきたのかを理解し、認めましょう。
○沈黙を受け入れるようにしましょう。

言わない方がよいこと、しない方がよいこと

×無理に話をさせてはいけません。
×その人がしたことやしなかったこと、あるいは感じていることについて、価値判断をしてはなりません。
×相手の問題を全部解決しなければならないかのように考えたり、行動してはなりません。
×自分のことは自分で出来るという強さや自尊心を弱めてはなりません。

問題に対処できるように手助けする、前向きな対処を勧める

・友人や家族など、生活のなかで助けになっている人や力になってくれる人の存在に気づけるように手助けする。
・これまで困難に対してどのように対処していたかを考えてもらい、自分には現在の状況を乗り越える能力があることを確認する。
・できるだけ規則的に食事や水分を摂る。　　　
・リラックスできることをする（体を動かす、歌う）。

引用元：国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 行動医学研究部HPより